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日语版论语八佾第三 Confucian Analects Les Entretiens de Confucius Confucius' Analects in Latin
里仁第四
一 子の曰わく、仁に里(お)るを美(よ)しと為す。択(えら)んで仁に処(お)らずんば、焉(いずく)んぞ知なることを得ん。
二 子の曰わく、不仁者(ふじんしゃ)は以て久しく約に処(お)るべからず。以て長く楽しきに処るべからず。仁者は仁に安んじ、知者は仁を利とす。
三 子の曰わく、惟(た)だ仁者のみ能く人を好み、能く人を悪(にく)む。
四 子の曰わく、苟(まこと)に仁に志(こころざ)せば、悪しきこと無し。
五 子の曰わく、富(とみ)と貴(たっと)きとは、是れ人の欲する所なり。其の道を以てこれを得ざれば、処(お)らざるなり。貧しきと賎(いや)しきとは、是れ人の悪(に)くむ所なり。其の道を以てこれを得ざれば、去らざるなり。君子、仁を去りて悪(いずく)にか名を成さん。君子は食を終うる間も仁に違(たが)うことなし。造次(ぞうじ)にも必ず是(ここ)に於てし、巓沛(てんばい=ひっくり返り)にも必ず是に於いてす。
六 子の曰わく、我れ未だ仁を好む者、不仁を悪(に)くむ者を見ず。仁を好む者は、以てこれに尚(くわ)うること無し。不仁を悪くむ者は、其れ仁を為す、不仁者をして其の身に加えしめず。能く一日も其の力を仁に用いること有らんか、我れ未だ力の足らざる者を見ず。蓋(けだ)しこれ有らん、我れ未だこれを見ざるなり。
七 子の曰わく、人の過(あやま)つや、各々其の党(たぐい)に於いてす。過ちを観て斯(ここ)に仁を知る。
八 子の曰わく、朝(あした)に道を聞きては、夕べに死すとも可なり。
九 子の曰わく、士、道に志(こころざ)して、悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与(とも)に議(はか)るに足らず。
一〇 子の曰わく、君子の天下に於けるや、適(てき)も無く、莫(ばく)も無し。義にこれ与(とも)に比(した)しむ。
一一 子の曰わく、君子は徳を懐(おも)い、小人は土(ど)を懐う。君子は刑を懐い、小人は恵を懐う。
一二 子の曰わく、利に放(よ)りて行えば、怨み多し。
一三 子の曰わく、能く礼譲(れいじょう)を以て国を為(おさ)めんか、何か有らん。能く礼譲を以て国を為めずんば、礼を如何(いかん)。
一四 子の曰わく、位なきことを患(うれ)えず、立つ所以(ゆえん)を患う。己を知ること莫(な)きを患えず、知らるべきことを為すを求む。
一五 子の曰わく、参(しん)よ、吾が道は一(いつ)以(もっ)てこれを貫く。曾子の曰わく、唯(い)。子出ず。門人問うて曰わく、何の謂いぞや。曾子の曰わく、夫子(ふうし)の道は忠恕(ちゅうじょ)のみ。
一六 子の曰わく、君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩る。
一七 子の曰わく、賢(けん)を見ては斉(ひと)しからんことを思い、不賢(ふけん)を見ては内に自ら省(かえり)みる。
一八 子の曰わく、父母に事(つか)うるには幾(ようや)くに諌(いさ)め、志しの従わざるを見ては、又た敬(けい)して違(たが)わず、労して怨みず。
一九 子の曰わく、父母在(いま)せば、遠く遊ばず。遊ぶこと必ず方(ほう)あり。
二〇 子の曰わく、三年、父の道を改むること無きを、孝と謂うべし。
二一 子の曰わく、父母の年は知らざるべからず。一は則ち以て喜び、一は則ち以て懼(おそ)る。
二二 子の曰わく、古者(こしゃ)、言をこれ出(い)ださざるは、躬(み)の逮(およ)ばざるを恥じてなり。
二三 子の曰わく、約を以てこれを失する者は、鮮(すく)なし。
二四 子の曰わく、君子は言に訥(とつ)にして、行(こう)に敏ならんと欲す
。
二五 子の曰わく、徳は孤ならず。必らず隣あり。
二六 子游が曰わく、君に事(つか)うるに數々(しばしば)すれば、斯(ここ)に辱(はずか)しめられ、朋友に數々すれば、斯に疎(うと)んぜらる。
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